ラベンダーの花言葉は「清潔・優美・沈黙・貞節・献身・許しあう愛・あなたを待っています」です。
ラベンダーは「ハーブの女王」と言われ、香り高い葉や精油された香料は世界中で古くから活用されてきました。
文化の違う地で活用されていたラベンダーには様々な言い伝えが残されています。
聖母マリアはイエスの産着をラベンダー水で洗ったと言う伝説があり、学名には「洗う」を意味するラテン語のlavareがつけられたと言われています。
また古代ローマでは貴族たちがラベンダーの精油を浴槽に入れ、頭痛や疲れを癒すために用いたと言われています。
花言葉の「清潔」「優美」はラベンダーの香りの持つリラックス効果を表し、「沈黙」は痛みや心を癒す効果を表してつけられたのかもしれません。
エジプトでは古代エジプトでラベンダーをミイラ作りの儀式で用いられていたと言われ、発掘されたツタンカーメンの墓の中からもラベンダーの香りが漂ってきたと言われています。
ラベンダーは生死を象徴する尊いものとして扱われ、神への一途な思いが「貞節」「献身」の花言葉には込められているのかもしれません。
イギリスではラベンダーを恋人たちが愛情の印としてプレゼントにしていたと言われ、チャールズ2世がプロポーズの時にラベンダーを入れた袋に金のリボンを結んで持っていたことは知られています。
ラベンダーは愛の象徴として用いられていたことから、「許しあう愛」「あなたを待っています」という恋人の心情が花言葉にもつけられたのでしょう。
世界中で古くから活用されてきたラベンダーは、現代でもポプリの材料やハーブティー、化粧品の香料などとして、アロマセラピーやリラクゼーションなどにも使われています。
日本では母の日や誕生日のプレゼントにしたり、涼やかに初夏を彩るガーデニングの材料として楽しまれています。
ラベンダーの代表的な品種には「アロマティコ(R)、スーパーセビリアンブルー、ヒッドコート、キューレッド」があります。