ユリの共通する花言葉は「威厳・純潔・無垢」です。
ユリは大きくて重たい花が風にゆらゆらと揺れることから「ゆれる」が「ゆり」に転じて名付けられたと言われています。
世界には花の大きさや色、香りの異なる100品種以上のユリがあり、そのうち15種類は日本に自生しています。
ヨーロッパでは聖母マリアを象徴する花とされ、日本では「歩く姿はユリの花」に例えられ、ユリの花は世界中で純潔や美しい物を形容する言葉として扱われてきました。
ユリの花言葉は共通する花言葉とは別に色ごとにもあります。
色別の花言葉や特徴について紹介しましょう。
【白いユリ・カサブランカの花言葉】
白いユリとカサブランカの花言葉は「威厳・純潔・高貴・壮大な美」です。
カサブランカは日本のヤマユリやタモトユリなどを掛け合わせて作られた品種で「ユリの女王」と呼ばれています。
優雅な香りと大きくて真っ白い花が魅力的です。
母の日や誕生日などのプレゼントの他、贈答品としても人気があります。
【ピンク・赤・ソルボンヌの花言葉】
ピンクや赤、ソルボンヌの花言葉は「虚栄心」です。
ソルボンヌは鮮やかなピンク地に白い縁取りが入り、甘い香りと波打つ花びらが特徴的なピンク系の品種です。
「白いカサブランカ、ピンクのソルボンヌ」と言われるほどピンク系では人気があります。
【黄色いユリの花言葉】
黄色いユリの花言葉は「偽り・陽気・甘美」です。
黄色いユリは眩しいくらい鮮やかな花色の品種が多く、別名イエローカサブランカと呼ばれるコンカドールや、ひまわりのように大きな花を咲かせるマニサなどがあります。
【オレンジ色のユリの花言葉】
オレンジ色のユリの花言葉は「華麗・愉快・軽率」です。
オレンジ色のユリと言えば日本の野山に自生しているオニユリが代表的です。
園芸品種では輝くようなオレンジで八重咲きのオレンジツインや白地にオレンジ色のラインが入るオレンジエレクトリックなどがあります。
「歩く姿はユリの花」と言われるように美しい人の例えで使われるユリの花を母の日に贈るのはいかがでしょうか?