アジサイの花言葉は「移り気・冷淡・高慢」です。
アジサイは土壌のphによって花色が変わり、酸性が強いと青い花に、アルカリ性が強いと赤やピンクの花になります。
少しphが違うだけで花色が違ってしまうことから、花言葉にも「移り気」がつけられたのでしょう。
アジサイの自生地の日本では古くから庶民の間でも親しまれ、最古の和歌「万葉集」や平安時代の辞典「和名類聚抄」などにもアジサイについて書かれたものが残されています。
その頃のアジサイは青い花しかなく、「藍色が集まった花」と言う意味合いから「あづさい」と呼ばれていたと言われています。
18世紀にヨーロッパに渡り品種改良が盛んに行われ、赤やピンクなど様々な色や咲き方の品種が作られました。
アジサイを見たヨーロッパの人はその花の青さから冷たい印象を持ち、学名にはギリシャ語で「水瓶」を意味する「ハイドランジア」を、花言葉には冷たい感情を表す「冷淡」や「高慢」をつけたのでしょう。
アジサイは色によって感じ方が異なり、色別にも花言葉があります。
それぞれ色別につけられた花言葉と代表的な品種を紹介しましょう。
【青アジサイの花言葉】
青アジサイの花言葉は「辛抱強い愛情」です。
青アジサイの代表的な品種に「フェアリーアイ ブルー、舞姫 ブルー・ボージーブーケ ケーシー ブルー」などがあります。
【赤・ピンクアジサイの花言葉】
赤やピンクのアジサイの花言葉は「元気な女性」です。
赤やピンクアジサイの代表的な品種に「ダンスパーティー、未来、ポージーブーケ ビビアン、伊予獅子てまり」などがあります。
【白アジサイの花言葉】
白アジサイの花言葉は「寛容」です。
白アジサイの代表的な品種に「アナベル、カシワバアジサイ、墨田の花火、白扇」などがあります。
アジサイは母の日のフラワーギフトで人気が高まっています。色ごとの花言葉で贈り物をするのも喜ばれると思います。