「母の日」が近づくと、スーパーの特設コーナーにはプレゼントが山積みになり、お花屋さんではカーネーションが増えます。そんな記念すべき「母の日」には、どのようなメッセージが喜ばれるのでしょうか。ここでは、それぞれの「母」に伝えたい言葉についてまとめました。
☆自分の母に伝えたい言葉
小さいころは、お母さんの似顔絵を描いたり、色紙(いろがみ)でカーネーションをつくったりしてプレゼントする方法がお勧めです。そのように、自分で心を込めて完成させた力作は、お母さんの涙を誘うのではないでしょうか。
ところが、年齢が高じるにつれて、照れの気持ちがあって素直になれなくなりますよね。もしかしたら、「ありがとう」の一言さえも出なくなるかもしれません。今年の「母の日」は、たった一言でもいいから、「ありがとう」の気持ちを言葉で伝えましょう。
一つ屋根の下で一緒に暮らしている人はもちろん、別居している人や結婚して所帯を持っている人も、勇気の一歩を踏み出しましょう。その上で「いつまでも元気でいてね」や「心配しないでね」など、少し言葉を付け足すといいかもしれませんね。また、ささやかなプレゼントも一緒に贈るといいでしょう。
☆義母に伝えたい言葉
結婚すると「もう1人の母」ができますね。特に、女性にとって義母との関係は、いわゆる「嫁・姑の仲」になり、実母以上に気を使うことがあるかもしれません。しかし、義母も嫁である自分には気を使っていることを知っておきましょう。
義母と仲良くするためには、こちらから歩み寄ることが大切です。そのためにも「母の日」は絶好のチャンスだといえますね。同居している人は直接感謝の気持ちを伝えられますが、別居している人は宅配便で、「母の日」に合わせてプレゼントを贈りましょう。
義母に伝える言葉も、やはり、「ありがとう」がシンプルでいいですね。なお、「お義母さん」ではなく「お母さん」と書くことが大きなポイントです。子どもがいる人は「おばあちゃん」宛のメッセージも添えましょう。
☆夫から妻へ伝えたい言葉
自分の奥さんに感謝の気持ちを伝えることが苦手な男性が少なくありません。特に、「飯(めし)・風呂・寝る」で用事を済ませてきた人は、「いまさら」ですよね。もっとも、若い世代にはここまでの関白亭主は少ないと思いますが、金婚式を迎える年代の夫婦の場合はどうでしょうか。
長年、連れ添うことができたのも、社会の第一線で働くことができたのも「内助の功」があっての話です。今年の「母の日」には、長年の感謝の気持ちと、これからもよろしくという想いを兼ねて「ありがとう」の言葉を伝えましょう。
プレゼントを選ぶのが難しかったら、カーネーションの花束と奥さんが大好きなお菓子を買って帰るだけでも、十分気持ちは伝わります。子どもや孫がいる人は、ちょっと協力してもらうといいかもしれませんね。