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花を咲かせる胡蝶蘭の育て方

花を咲かせる胡蝶蘭の育て方

胡蝶蘭の花を咲かせるためには2通りの育て方があります。
それは「短時間で咲かせる方法」と「毎年咲かせる方法」です。

★短時間で咲かせる方法

全ての花が咲き終わったら花茎を3分の2程度残して切り取りましょう!
残した花茎から新しい花茎が伸びてその年に花が咲きます。

この方法は簡単に花が咲きますが、花が咲き終わってすぐに次の花を咲かせるため株が弱ってしまいます。
株が弱ると翌年は花が咲かないので、毎年花を咲かせたい方にはおすすめできません。

★毎年咲かせる方法

毎年花を咲かせたい時には、4つの手順を行いましょう!
4つの手順とは「春の植え替え」「夏の直射日光を防ぐ」「秋には低温体験」「冬は暖かく」です。

【春の植え替え】

贈り物でいただいた胡蝶蘭のほとんどがビニールポットに植えられています。
ビニールポットのまま育てようとしても一般的な家庭では花が咲きません。
5月になったら必ず素焼き鉢に植え替えましょう!

胡蝶蘭の根は新鮮な空気に触れないと腐ってしまいます。
だから植え替える鉢はプラスチックではなく通気性の良い素焼き鉢を選びましょう!

【夏の直射日光を防ぐ】

夏に注意しなければならないのが「直射日光を防ぐ」ことです!
強い日差しに当てると葉がしな垂れたり黒くなったりして、
症状が酷くなると枯れてしまうこともあります。

では夏の間は「屋外の大きな植物の裏側」で育てましょう!

胡蝶蘭の自生地はジャングルのように葉が茂った森の中です。
木漏れ日が射す大木の幹にへばりつくように生えています。

だから、大きな植物から木漏れ日が射すような場所で育ててやるのがBestです!
もし大きな植物がない場合にはヨシズや遮光ネットを使い、強い日差しを和らげましょう!

【秋には低温体験】

胡蝶蘭は秋に花芽が作られます!
ただしある条件を満たされないと作られません。
それは、「10~18度の低温に30日前後当てる」です。
花芽が作られる条件が満たされると地際から花芽が上がってきます。

室内だと18度以下に下がらないこともあるので屋外の雨が当たらない場所がBestです!

【冬は暖かく】

冬は気温が15度以上の部屋で育てましょう!
秋に作られた花芽を大きくするためには最低15度が必要です!

気温が12度以下に下がってしまうと花芽が黄色くなって落ちてしまうことがあります。
12度以下に下げないよう暖房のある部屋で育てましょう!

育て始める季節が春からではない場合には、その季節から手順通りに育てましょう!

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