母の日の起源は様々ありますが、アメリカで始まった説が一般的です。
1970年代、アメリカで南北戦争終結直後、女性運動家が夫や子どもを戦場に送ることを
今後は絶対に拒否しようと立ち上がり、「母の日宣言」を発しました。
それから7年後の1907年5月12日、 アメリカに住んでいた、その運動家の娘アンナ・ジャービスが、
苦労の末、自分を懸命に育ててくれた母の死を悼み、母が日曜学校の教師をしていた教会の記念会で、
母親が好きだった白いカーネーションを飾りました。
その想いに感動した人々は、母を覚える日の大切さを認識し、
1908年5月10日に同教会に470人の生徒と母親達が集まり最初の「母の日」を祝いました。
アンナは参加者全員に、母親が好きであった白いカーネーションを手渡しました。
白いカーネーションが母の日のシンボルとなり、
アンナ・ジャービスは友人たちに「母の日」を作って国中で祝うことを提案。
これをきっかけに、全米に母に感謝する動きが広まりました。
1914年、当時のアメリカ大統領ウィルソンがアメリカ合衆国議会を通して、
アンナの母が亡くなったのが5月9日(第2日曜日)だったことから、この日に定めました。
以後、母の日には、母親が元気な場合は赤いカーネーションを、
亡くなっている場合は白いカーネーションを胸に飾るようになり、
やがてプレゼントとしてカーネーションを贈る風習へとつながっていきました。