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所変われば品変わる!イギリスでは母の日ってどう過ごすの?

所変われば品変わる!イギリスでは母の日ってどう過ごすの?

母への感謝を表す同じ「母の日」でも、国や文化が異なると全く違う過ごし方をすることもあります。世界にはさまざまな国がありますが、今回は、紳士・淑女の国、ヨーロッパ北西部に位置するイギリスの「母の日」についてご紹介します。

イギリス国旗

☆5月の第2日曜日は母の日!イギリスでは、母の日はいつ行う?

日本では、毎年5月の第2日曜日に行われる母の日ですが、イギリスでは、3月の中旬から4月の上旬あたりに行われます。日本のように、特定の日に定まっているものではなく、「マザリングサンデー」と呼ばれる、年によって日付が移動する祝日に行われます。マザリングサンデーは、キリスト教において、亡くなったイエスキリストが復活した日を記念して毎年開催される「復活祭(イースター)」の、3週間前の日曜日を指します。この日は、復活祭の日曜日を除いた四旬(40日)前、つまり、46日前の水曜日から、復活祭の前日となる聖土曜日までの期間を指す「レント」の第4日曜日でもあります。

もともと、1600年代に、主人がその家の使用人を里帰りさせるための日として始まり、使用人も、里に残した親へ親孝行ができるようにという想いを持って過ごした日でした。当時、里帰りの際には、「Mothering Cake」を持ち帰って贈る習慣がありました。

☆赤いカーネーションを贈る日本!イギリスでは、何を贈るの?

日本では、お母さんへの感謝の気持ちを込めて、赤いカーネーションを贈ることが一般的です。お母さんが喜んでくれるものを選びたいという気持ちから、カーネーション以外のお花や、食べ物、洋服、雑貨などを贈る場合もあります。

イギリスでは、一般的に、カーネーションではなく、ラッパズイセンを贈る習慣があります。ラッパズイセンは、内側の花冠が突き出ていて、楽器のラッパに似た姿をしていることから、日本名としてその名が付けられました。イギリスに多く分布している花の一つです。「尊敬」という花言葉を持っているため、母親を尊ぶ気持ちを添えて贈られます。他にも、イギリスでは、カードを贈る習慣が根強くあることから、花に加えて、カードに記した言葉で気持ちも添えるという人も多くいます。

日本のカーネーションと同様に、他の花や物と合わせて贈る場合もあります。

☆母の日は感謝の日!国によって違う?過ごし方の習慣

日本での母の日の一日の過ごし方は、各家庭によって異なります。プレゼントを贈るだけという家庭もあれば、普段忙しいお母さんにゆっくりしてもらいたいという想いから家事を代わってあげるという人もいることでしょう。また、一緒に食事や旅行にでかけ、記念に残る思い出を作るという人もいるかもしれません。

イギリスでは、子供たちが、教会に集まり、そこで花を受け取って、お母さんに花を贈るという風習があります。また、ブランデーの香り高いドライフルーツをたっぷりと入れて焼き上げるシムネルケーキを食べる習慣もあります。シムネルケーキとは、円形型のホールケーキに、ユダを除いたキリストの12使徒を表した11個のマジパンを乗せた、見た目もかわいいケーキです。「Mothering Cake」と呼ばれるものは、多くがこのシムネルケーキを指します。国によって過ごし方は違っていても、そこにある想いは唯一つ、母への感謝ということに変わりはないでしょう。

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