中国の伝統的なお菓子、月餅をご存知ですか?お饅頭のような外見でギフトにするには地味かもと思っている人は、大間違い!最近では、世界的なカフェチェーンや、チョコレートブランドなどからもスタイリッシュなデザインの月餅が販売されるほど注目を集めています。
月餅(げっぺい)ってなに?
月餅はその名のとおり、月をイメージした丸く平たいお菓子です。中に入れる餡は地域によって様々で、ハスの実の餡やナッツ入りの餡、ナツメ餡などがあります。古代では、中秋節にお供え物として食されていましたが、その内中秋節の贈答品として使われるようになりました。
月餅の種類
月餅は地域によって様々な種類が開発されており、数えることができないほどの種類があります。日本でも、日本人の味覚に合わせて作られた月餅を目にすることができます。ここではそんな月餅の中でも、代表的といえる3種を紹介します。
① 広東スタイル
香港でオーソドックスなのがこの広東スタイルの月餅です。焼き菓子のようなルックスで、キツネ色です。外皮の中に餡を詰め込み、月餅の型をつけてから高温のオーブンで焼いたものです。
② 潮洲スタイル
広東スタイルと同じく焼き菓子のような見た目ですが、外皮はパイのような食感で渦巻状になっており、表面が盛り上がっています。
③ 冰皮(ビンペイ)
雪のような月餅という意味で、表面はその名のとおり雪のように真っ白です。1989年に初めて販売され、味やフレーバーの種類がとても豊富です。あらかじめ焼いておいた外皮と餡を型に入れて高速冷却して作ります。
手づくり月餅の作り方
【生地】
① サラダ油(大さじ2)と砂糖(大さじ3.5)をボウルに入れ、擦り混ぜます。
② さらに砂糖(3.5)を加えて混ぜ、溶いた卵(1個)とごま油(小さじ2)、白こしあん(大さじ1)を順に加えて混ぜます。
③ 薄力粉(200g)とベーキングパウダー(小さじ1/2)を別のボウルで合わせてからふるいにかけ、②に加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
④ ラップに包んで冷蔵庫で1~2時間ほど休ませます。
【餡】
① アーモンド(20g)とクルミ(20g)、ピーナッツ(20g)を乾煎りしてから刻み、いりごま(大さじ2)を軽くすり鉢ですります。また、レーズン(大さじ2)は熱湯をかけてから粗く刻みます。
② こしあん(200g)に①とごま油(大さじ2)を加えて混ぜ合わせ、ラップをして乾かないようにしておきます。
8等分した生地を2~3mmほどに伸ばしてから餡を乗せ、くるんでから表面を平らにします。つまようじや竹串で波模様を描き、200度に温めたオーブンで焼いて完成です。焼く前に卵黄(1個分)とみりん(小さじ1)を混ぜたものを表面に塗っておくときれいに仕上がります。
ギフトにおすすめの月餅
横浜の老舗店、重慶飯店の月餅です。従来の月餅を日本人の好みにアレンジ。定番の豆沙餡だけでなく、香りのよい黒胡麻を練り込んだ黒麻餡(くろまあん)、桃仁餡(とうにんあん)、伍仁百菓(うにんひゃっか)など、様々な餡をご用意。様々な味をお楽しみいただける重慶飯店の月餅は第22回全国菓子大博覧会にて有功金賞を受賞の逸品です。こちらは母の日限定のカーネーションとセットになった商品です。
母の日 鉢植えセット「重慶飯店 月餅詰め合わせ」
いかがでしたか。甘いもの、特にあんこが好きなお母さんには、月餅はきっと喜んでもらえるギフトではないでしょうか。御茶請けにもぴったりですよね。手作りするのもよし、お店で買うのもよしな月餅を、今年の母の日に贈ってみませんか。